解説

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解説

この作品は1959年に生まれたイギリスのレオナルド・リプトン氏の詩「パフ」の50周年オマージュとして2009年7月に発表したものです。 それを60周年に当たる2019年、微修正を加えて再掲載させていただきました。 この原詩はアメリカではPPMの歌として、日本では童謡として有名な作品です。 しかし「パフ」にはある「違和感」があります。 それは、強大な竜が「子供の友人」に飽きられて不貞腐れ、力を失ってしまうという「違和感」です。 この作品では、自分を恐れずにいてくれた「たった一人の友人」を不可避な別れにて失ってしまった悲嘆の詩、と再解釈しています。 どんなに他の人に好かれるようになっても、パフにとっての友人は「たった一人」だったのです。 その喪失に耐えられず、心の殻に篭ってしまった竜。 そんな寂しくも強大な白竜の想いを、感じていただければ。
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