呪詛の指

1/7
前へ
/9ページ
次へ

呪詛の指

赤い糸を信じるだろうか。 人は心の中にも指を持っていて、その糸はその人が生きてきた中で培われた関係性において、人と人とを結びつけてる。 例えば親は子に対して、絶対守護の糸をそのこころに結びつけている。学校の先生は、クラス学級に対して、基本守護の糸をそのこころに結びつけている。 どれだけの人が私達と糸を結び合っているだろう。私達が生きてく上でどれだけの困難を乗り越えられるかは、そのこころに結ばされている守護の数による。 そして、その守護を意図的に視認し調整できる者━━糸使い、がいる。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加