楽しみ

「よしっ！」の声とともに起き上がり、畑に行く。
家の裏手にある畑には野菜のほかに果樹もあり1年中賑やかである。
「さて。今日は、スイカと桃とキウイにグレープフルーツかな～」と言いながら収穫していく、畑の入り口に置いてある手押し車にのせ、家に戻る。
キッチンについたらまず最初に大きいボウルを取り出した。「今日は、涼しげなブルーの硝子にするか、お玉も硝子がいいなー」と言いながらほかにも用意する。
スイカ、桃、キウイを少し厚めの輪切りにしていく、それを、ほし、ハート、しずく型に型でくり抜いていく、グレープフルーツは、一房づつにして、ボウルにスイカたちとまとめて入れる。
「仕上げにこの天然サイダーを入れたらひとまず完成！あとは、冷蔵庫の入れて待機。3時のおやつを待つだけね」
シャラーンと玄関のほうで音がした「こーんにーちはー！」と元気な声が聞こえた。
「いらっしゃーい、待ってたよ」
「今日の持ちよりテーマは‘涼しげ`でよかったよね？くずきり持ってきたの！」
「そうよ、おいしそうね！ほかの子が楽しみだわ」
「ちわー　ゼリー持ってきたぜ」
「「こんにちは！」」
「待ってたよ、あと2人ね」
「こんちわー」「こんにちは」
「よー」「待ってたよ」
「いらっしゃいこれでみんな揃ったわね」
「2人は何持ってきたの？」
「俺はババロア」
「わたしはシャーベットもってきたの」
「じゃあ、キッチンに行きましょ」
キッチンにある大きなテーブルにくずきり、ゼリー、ババロア、シャーベットが並んだ。
「私のは、フルーツポンチよ！畑で採れた果物で作ったの　それでは、持ちよりおやつ会にカンパーイ！」
「「「「カンパーイ！！」」」」