マコちゃんとチィとボク

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それから、一度浴槽から一人が出て、交互にシャワーを浴びた。散々色んな事をして、疲れていた筈なのに、マコちゃんの使っているメンソールの入ったボディーソープがスーッと鼻に抜けていくのを感じたら、少し目が覚めた。 マコちゃんの体を水流が滑らかに伝っているのを見ている内、どうしようもないくらいに込み上げてくるものを感じた。ついさっきの、何の前触れもなく、原因も分からなかったようなのとは明らかに違う、明確な感情と意思だった。 今、目の前で無防備な姿をしているマコちゃんに入れたいって、ハッキリと思ったのだ。 頭がその考え一色になって、反響し続けるシャワーの音も、吹き替え映画のワンシーンみたいなマコちゃんの鼻歌も遠ざかっていった。 シャワーを浴びているマコちゃんの背後に立った。声を掛ける余裕すら無い。一週間触っていなかったとは言え、さっき出したばかりだとは思えないほど硬くなったのを、マコちゃんの小さなお尻の下に突き立てた。既に痛いくらいに、はち切れそうだった。後ろから、内腿の間に押し込んで、擦り付けるようにすると、驚いたマコちゃんがびくっと跳ねた。 それからゆっくりと振り向いて、怯えたような目で見てくる。 「知ってたの…?」 この時のマコちゃんが、何についてそう訊いて来たのかは、後になっても分からない。マコちゃんの経験してきたセックスの内容なのか、マコちゃんが本当は受け身である事実に対してなのか。それとも男を性的な目で見ている事さえ、話していなかったから知らないと思われていたのかも。マコちゃんの初恋の人すらも、聞いていなかったから。 でも、何一つ考える頭なんて残ってなかった。
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