マコちゃんとチィとボク

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「知らない…でも、マコちゃんに入れたい。」 だってマコちゃんが言ったんだ。ガマンしなくていいのよって。正直なのはいい事ねって。 それにマコちゃんに隠し事なんてできないんだから、言いたいことを言って、やりたい事をやって、自由にしていればいいんだって思った。 自分から言い出したのに、結局マコちゃんに教わりながら、初めてのエッチに突入した。 疲れと焦りと、未体験の出来事だらけで頭は動かないのに、腰はきちんと動いた。形だけのセックスなら、誰が相手でもしたいと思えばできるし、ホンノウってやつは一丁前にあるんだなって感心する。 浴槽のへりに手を突いたマコちゃんに、後ろから入れていた。最初の内はきつくて、何度も抜けそうになったり、押し出されそうになったりした。大きな手の中よりも何倍も熱く、びったりと包み込んでくる内側を走るのに夢中で、相手のイイ所なんて見つける余裕も無かった。 でも、長い脚を少し曲げて、受け入れてくれているマコちゃんの背中が本当に綺麗で、思わず口を付けてしまいたくなるほど興奮していた。後ろ姿でも間違いなく男の人だって分かるのに、角張り過ぎていないなだらかな曲線の下の割れ目に、洗面台の鏡の裏から出てきたコンドームの薄い緑色が前後しているのを見ながら。
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