マコちゃんとチィとボク

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広い肩を引き寄せて、腰を引き付けて、舌を出して、めちゃくちゃにした。わざと大きく聞こえるように、チュクッ、チュクッと音を立てると、マコちゃんがびくびくと反応した。 「あっ、あっ、あーっ!」 響くような大きい声を出して、マコちゃんが逃げようと身を捩る。自分より体の大きい男の人を組み敷いているのは、楽ではなかった。 「うっ、動かないで、外れちゃう…!」 マコちゃんの腰を抱え込んで、耳を軽く噛んだ。繋がっていたいって思ってた。 腕をぶるぶる震わせながら、受け入れてくれるマコちゃん。頭を下げて、ふーっ、ふーっ、と食い縛った歯の間から懸命に息継ぎをするのが聞こえた。 両手で掴んでいた腰に、力任せに叩き付けると、マコちゃんが体勢を崩してしまった。膝を折って、へりに肘を突くような形になるから、勢いよく、ぐぐぐと深く入ってしまう。 「あ!あっ!やァ……ッ!」 マコちゃんが上を向いて喘いだ。その体勢のまま、発情した犬みたいにがつがつと腰を振った。やめてと言われても、満足するまで止められそうになかった。溶け出してしまいそうなほど熱かった。汗が吹き出して、裸の上を流れて、ポタポタと垂れていた。濡れた浴槽にしがみ付いて、後ろから掘られるままのマコちゃんが、ひッ、ひッ、と喉を鳴らして息を吸い込んでいるのが聞こえた。 二人して泣きそうだった。キモチよすぎて、止められなくて、このままおかしくなっちゃうんじゃないかって思うくらい。 マコちゃんの背中に、後ろから抱きつくような体勢になっていた。なるべく奥に届くようにギューッと押し付けて、出る、って伝えた。コンドームを着けているし、そうじゃなくても、どうせ妊娠なんてさせられない。もう、そんな事はどうだって良かった。 引き抜いた後、しばらく浴槽に倒れ掛かって、ぐったりとしている時のマコちゃんの背中は、さっきまでより少しだけ小さく見えていた。
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