Episode of Scarlet

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パチュリーの放つ炎の球体が俺の防護壁に触れる 「っ!?」 俺はまるで掌を焼かれる程の熱と激痛に襲われる 「なんて威力だ…しかし、弾けぬ訳では無い!」 俺は少しずつ、ロイヤルフレアを押し返し始める 「っ!…やはり一筋縄では止まらないわね!けれどこれならどうかしら!?」 なんと、パチュリーはロイヤルフレアに別の魔力を込めた弾幕をぶつけたのだ 「しまっ!?」 ロイヤルフレアは異質の魔力と合わさり大爆発を起こした 「ぐおおっ!!」 俺は背後の壁に叩きつけられた その直後、パチュリーは俺に近寄ってくる 「よく、ロイヤルフレアを押し返したわね…さすがレイゼルと褒めてあげるわ…けど、これで 」 「勝ったのは俺のようだな…」 「なっ!?」 「ゼロ距離になるのを待っていたのさ」 俺はパチュリーを抱える 「ちょっ!?…離しなさい!!」 「見苦しいがこれで…二人目ダウンだな…避雷針!」 俺はパチュリーにくっついたまま避雷針を発動した…そして 「そいつは分身だ!!」 レイゼルは2人に増える 「分身!?」 「先代たちよ…無念に散った同胞たちよ…俺に力を与えてくれ…そして穿て!冥府の雷!」 「分身を避雷針にして、雷の魔法を撃つ気!?」 「喰らえ!…ジゴデイン!」 冥界より紫電が出現し、パチュリーとレイゼルの分身を容赦なく…激しく荒れ狂う紫電が2人を撃ち抜く 「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」 「パチェ!!」 「さすがの魔法使いでもこの威力は防げまいよ…避雷針はこの紫電の威力を10倍に増やすからな…死にはしないが、そこで倒れててくれ」 パチュリーは倒れてしまった
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