そしてコンビニへ……

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そしてコンビニへ……

 自動ドアが開き、チャイム音が鳴る。  金髪男は傘を畳み、自動ドアの横にある傘立てに入れた。 「いらっしゃいませ」  いつものバイトの声が出迎えてくれる。  店の中は閑散としていた。  客として金髪男のほかにいるのは、立ち読みをしている化粧の濃い女だけ……。       転々とし続けるビニル傘は、どこから来てどこへ行くのだろう……。
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