〈6〉

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肌の熱さが浮き彫りになる程、周りの空気が冷たいと感じた。 それ以上に熱い、ハジメさんの手。唇。 晒された肩と鎖骨に沢山口づけながら、ハジメさんの手がブラのカップをそっとめくった。 「…ッ」 咄嗟にあらわにされたものを手で覆った。 でもハジメさんに優しく横へ払われた。 「…どうして…?」 「だ…って…」 小ぶりな私の胸。実はコンプレックス。 イッサちゃんくらい大きかったらよかった。 ハジメさん…昔、イッサちゃんの事好きだったって言ってた。 もしかしたら大きいのが好きかも、なんて考えたりする… 「ぅ…あ、の、ハジメさん…」 「…ウン…?」 「…ごめんなさい…」 「………ナニが??」 「………ち…っちゃくて………」 消え入りそうな声で呟いた。 一瞬間があって、あ、ガッカリさせた?と思ったら、耳にキスをされて、 「ばか」 と囁かれた。 心臓が飛び出そうになって、また手で抑えようとしたところを掴まれて、今度は恋人繋ぎ。 唇の上下を優しく吸いながら、片方の手で私の胸を包み込んで柔らかく動かす。 時々指の腹で尖端を撫でられて、ビクッと小さくのけぞった。 「…カワイイ…ヤワラカイ…」 ツツツとハジメさんの唇が降りてきた。 谷間に顔をうずめてフルフルと擦りつけたり、尖端を口に含んでピチャピチャとわざと音を立てたりする。 私は堪えきれずに、はあっ、と強く息を吐いて、空いている方の腕でハジメさんの頭を抱えて、さらに密着させた。 「すごいドクドク言ってる…」 ハジメさんは嬉しそうに笑った。 そしておもむろにスウェットの上を脱ぎだして、ハジメさんの肌があらわになった。 夏の海の時に一度見ているのに、その時は何も思わなかったのに、今、真っ直ぐに見れない。 ウロウロと視線をさ迷わす私の頭を、ハジメさんは自分の胸に寄せた。 「ホラ…俺も…すごいでしょ…?」 …
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