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ハジメさんに手を引かれながら、階段を上る。
一段一段踏みしめる度、ドクンと心臓が強く打つ。
上りきった所で、「ちょっと待ってて」と言ってハジメさんがもうひとつの寝室に入っていった。
すぐに出てきて、今度は背中を優しく押して、夕方二人で寝転がった方の寝室へ導いた。
私が電気を点けようとすると、
「待って。点けないで」
ハジメさんに止められて、ベッドの中央にペタンと座らされた。
「ほら見て…」
「あっ!…」
天窓から、無数の星が瞬いていた。あんな激しい天候の後で、こんなに素晴らしいものが見れるなんて。
見惚れてのけ反り過ぎた。後ろにいたハジメさんの胸に寄りかかってしまうと、ギュッと抱きしめられた。
「ハイ」
「え?」
ハジメさんの腕が解かれると同時に、鎖骨の間にひんやりとした感触。首の後ろでカチャカチャと音がして、
「優勝祝い」
クルッとハジメさんの方に体を向けられた。
チャームがパズルのピースの形の、チェーンが短い、ホワイトゴールドのネックレス。
ハジメさんのスウェットの襟ぐりが広いから、隠れることなくキラキラ揺れていた。
「わぁっ…かわいい…いいの?ハジメさん」
「ウン。俺も、付けていい?」
ハジメさんの手にもうひとつ、私のと同じタイプでブラックカラーのネックレス。
「私が、付けてもいいですか?」
お願いと言われて、前から腕を回して付けた。私は無意識でやってしまったのだけど、この行動はハジメさんを刺激するには十分のことだったみたい、
「…前から付けて貰うって、こんなドキドキすんの…?」
と言って、恥ずかしそうに俯いた。
「パズルだから、こう…くっつきますね」
「ウン、そう…」
「うれしい…大事にします」
「ウン…
ほら、予定通り、寝転がって星見よう?」
「わっ!」
抱きすくめられながら、ベッドに倒れ込んだ。
しばらくそのまま夜空を堪能していたら、ふとハジメさんが距離を取って、私を仰向けにさせた。
片手に指を絡めながら、もう片手でスウェットの裾をゆっくり、胸の上まで捲り上げた。
ブラは1階に放られたまま、私の小さな胸がすぐに晒された。
「…ャ…」
それから、履き直した下着をまた下ろされて…今度は膝の所で止められた。
あらわになった茂みを縫って、ハジメさんの指がまた、私の敏感な所をクチュクチュと掻き乱す。
大きな天窓の下、まるで外でされているみたい…
「…見られ…ちゃう…」
「…誰も…
…星しか見てねぇよ…」
ハジメさんの低い声が引き金となった
「…ァッ…
ハジ…メ…さ…ァ…
…ヤぁん…!」
ハジメさんの指でまたイッてしまって
胸の震えが
自分の出す甘い声が
とても淫乱だと思った
…
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