〈7〉

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ハジメさんに手を引かれながら、階段を上る。 一段一段踏みしめる度、ドクンと心臓が強く打つ。 上りきった所で、「ちょっと待ってて」と言ってハジメさんがもうひとつの寝室に入っていった。 すぐに出てきて、今度は背中を優しく押して、夕方二人で寝転がった方の寝室へ導いた。 私が電気を点けようとすると、 「待って。点けないで」 ハジメさんに止められて、ベッドの中央にペタンと座らされた。 「ほら見て…」 「あっ!…」 天窓から、無数の星が瞬いていた。あんな激しい天候の後で、こんなに素晴らしいものが見れるなんて。 見惚れてのけ反り過ぎた。後ろにいたハジメさんの胸に寄りかかってしまうと、ギュッと抱きしめられた。 「ハイ」 「え?」 ハジメさんの腕が解かれると同時に、鎖骨の間にひんやりとした感触。首の後ろでカチャカチャと音がして、 「優勝祝い」 クルッとハジメさんの方に体を向けられた。 チャームがパズルのピースの形の、チェーンが短い、ホワイトゴールドのネックレス。 ハジメさんのスウェットの襟ぐりが広いから、隠れることなくキラキラ揺れていた。 「わぁっ…かわいい…いいの?ハジメさん」 「ウン。俺も、付けていい?」 ハジメさんの手にもうひとつ、私のと同じタイプでブラックカラーのネックレス。 「私が、付けてもいいですか?」 お願いと言われて、前から腕を回して付けた。私は無意識でやってしまったのだけど、この行動はハジメさんを刺激するには十分のことだったみたい、 「…前から付けて貰うって、こんなドキドキすんの…?」 と言って、恥ずかしそうに俯いた。 「パズルだから、こう…くっつきますね」 「ウン、そう…」 「うれしい…大事にします」 「ウン… ほら、予定通り、寝転がって星見よう?」 「わっ!」 抱きすくめられながら、ベッドに倒れ込んだ。 しばらくそのまま夜空を堪能していたら、ふとハジメさんが距離を取って、私を仰向けにさせた。 片手に指を絡めながら、もう片手でスウェットの裾をゆっくり、胸の上まで捲り上げた。 ブラは1階に放られたまま、私の小さな胸がすぐに晒された。 「…ャ…」 それから、履き直した下着をまた下ろされて…今度は膝の所で止められた。 あらわになった茂みを縫って、ハジメさんの指がまた、私の敏感な所をクチュクチュと掻き乱す。 大きな天窓の下、まるで外でされているみたい… 「…見られ…ちゃう…」 「…誰も… …星しか見てねぇよ…」 ハジメさんの低い声が引き金となった 「…ァッ… ハジ…メ…さ…ァ… …ヤぁん…!」 ハジメさんの指でまたイッてしまって 胸の震えが 自分の出す甘い声が とても淫乱だと思った …
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