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こいつもだめだ。
優秀だがアル中じゃあ使い物になりやしない!
とりあえず、自己紹介だけでも終わらせて後日通達でさっさと帰ってもらおう。
「私は盛 阿定(もり あじょう)、28歳だ。みんなからはモリアーティと呼ばれている。実のところ、私はかの有名なモリアーティ教授の生まれ変わりでね、素晴らしく賢いのだよ」
年齢を聞いたことで2人は驚いていた。
「はえー、年齢詐称はいかんでしょ。盛くんの顔、明らかに50代のおっさんじゃん」
「そうだよ、白髪だし、皺がたくさんあるし、老眼鏡だってかけてるじゃないか!」
彼らが驚くのは無理もない。私はいつも手紙を書く時、モリアーティ教授の姿に扮して手紙を書いているのだから。
「これは私の変装だよ。この方が落ち着くんでね。それに、ホームズとはこの姿で会ったのが初めてだから、向こうも見つけやすいだろう」
「本当にホームズが生まれ変わったって信じとるんか?」
「そうだ、私は完全に徹底的に完璧にホームズがいると信じている、私も存在するのだから。」
「なんでそんなにホームズに会いたいの?」
.........今まで考えてみたこともなかった事を須山 悟は聞いてくる。
そういえば何故、私はホームズに会いたいのだろう。
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