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☆
「……なんで?」
しかし、似た傘が別の場所でまた捨てられていたのだ。それも私が行くところに何度も何度も。
おかしい。あの傘は分身でもするのだろうか。
私が幼かった時代も今の時代も流行らなさそうなデザインだから、使う人なんてほんのひと握りだと思っていた。
実は今大流行しているデザインだったのだろうか。あの傘を持つのがブームなのだろうか。
それにしても、1日でそんなに何度も捨てられるものだろうか。
……まさか本当に私の傘なのだろうか。
色々と思考を巡らせても、答えには辿り着かない。
……そして、考えている時もこうしてまた私の前に現れるのだ。
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