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見るからに真面目で、
見るからに人よさそう。
それに加え、いかにも真面目なやつがかけるようなノンフレームメガネ。そのメガネの奥から覗く瞳は一転の曇りもない…真っ直ぐな眼差し。
そいつの名前は、星川 大地（ホシカワ ダイチ）。うちの高校の二年で、生徒会役員会計担当。
そして、俺の名前は望月 小太郎（モチヅキ コタロウ）30才。化学科教師兼生徒会顧問。
そう………
そんな真面目で優等生なアイツと俺との関係は………
“生徒” と “教師”
だけど、ただの生徒と教師の関係では、ない。
それは世間では許さない、
禁断の関係。
生徒と教師という立場で、
────俺たちは恋に墜ちてしまった
駄目だというモノほど手を伸ばして、結果抜け出せなくなるのが人間てものだ。
まさに俺はその王道を行っている。
ちょうど半年前のあの日も、ちょっとだけなら…と手を伸ばしたのが間違いで、こいつを俺は甘く見過ぎていた……
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