秋芳さんの呟き

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この腕の中で頬を赤らめ、全身ピンク色にならはった肌をよじらせて、かいらしい声を上げはるのんを見とるだけで、わては『もっと欲し』と思ぉてまう。 つい、やり過ぎてしまうんどす。 気ぃが付けばハアハアと苦しそうに息を上げたはる愛柚はん。 そないな姿も、とんでものう色っぽおして欲情してまうさかい…。 ホンにわてはアカンタレや。 「愛柚はん…、こないにシテも、まだ足らへん…。 わてはホンに欲深い男どす。 どんだけでも愛柚はんが欲しぃて堪らん…。 愛柚はんが愛おしゅうて…、気ぃが狂いそうや…」 思わず本音が口をついて出てしもうた。 何度もムリをさせてしもうた愛柚はんは、頬を染めたまんま、わてを気怠げに見つめはる。 そない色っぽい顔をされてしもうたら、また我慢出来へんようなる。 わては愛柚はんの半開きのかいらしい唇にキスを落とすと、また全部が愛おしゅう感じてまた何度もキスを重ねる。
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