初めての日

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「愛柚はん。今日もかいらしおすな。そのワンピース、淡い色合いが愛柚はんの白い肌によう似合おとります」 「えっ?あ、あっ…、は、はいっ、あり、が、とござ、マス…」 ああ…、噛んだっ…、恥ずかしい…。 「ふふ、愛柚はんの、その赤おなった顔もかいらし」 なんだろ…、秋芳さんには何か変なフィルターがかかってるのか、私が何をしても「かいらし」になるみたいで、いつも「かいらし」を連発してくるから本当に恥ずかし過ぎる…。 秋芳さんとこうして二人っきりでデート出来るのが死ぬほど嬉しいのに、ドキドキし過ぎていつまで経っても普通にしていられない。 秋芳さんと二人っきりの時の私は、今でもなんだか変なコになっている。 違う…、秋芳さんを見てるだけでも、やっぱり私はきっと変なコだ。 こんなに毎回ドキドキしてたら、いつか私の心臓が壊れてしまう。
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