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わての気持ちを知って欲しい思て愛柚はんを抱き止めれば、ピクリと肩を震わせて極上の色気を振りまきながら、妖しく甘いため息やら吐(つ)かはる。
そない色気に満ちた甘い吐息なんぞ聴かされたら、そのまんま愛柚はんを抱き潰してしまいそうや。
少しでも近(ちこ)うにおりとうて、後ろから愛柚はんを抱き止めて耳元で会話をすれば、耳まで真っ赤にして全身をピンク色に染めはる。
何をしてもすぐに恥ずかしがらはって、全身を真っピンクに染めはる愛柚はんの反応がかいらし過ぎて、からこうて(からかって)まうのんは、わてだけの特権どすな。
ホンに愛柚はんの白い肌が紅潮してピンク色に染まらはるのんを見とると、わての理性はすぐにでも吹っ飛ばされてしまいそうや。
わての大人としての精一杯の我慢がぜえんぶ無駄になってまう。
愛柚はんには、わては大人の男や言うて(ゆうて)信用してもろとるのに、その信用全部をひっくり返してしまいそうや。
けんど困ったコトに、その我慢も少ぉし効かんくなってきとるな。
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