恋人

2/4
前へ
/15ページ
次へ
更に私の話も聞いてくれているそぶりもなく、聞いてくれていると思えている時でさえ、話した内容はすぐに忘れられてしまっていた。 きっと、もう彼の中には私への情熱がなくなってきているのかもしれない…。 悲しいけれど、それを受け止める代わりに、赤い薔薇の花を贈って欲しいと、彼にねだったのだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加