恋人
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更に私の話も聞いてくれているそぶりもなく、聞いてくれていると思えている時でさえ、話した内容はすぐに忘れられてしまっていた。 きっと、もう彼の中には私への情熱がなくなってきているのかもしれない…。 悲しいけれど、それを受け止める代わりに、赤い薔薇の花を贈って欲しいと、彼にねだったのだ。
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