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日曜に呼び出された。風間静也、田所紀子、あと一人の姿があった。
「何だよ。休みに呼び出しやがって」
「あんたに用はないのよさ。今回は涼白さんの為の集まりなのよさ。涼白さんが嫌いな奴は要らないのよさ」
「いや。俺が嫌いなのはこいつじゃねえよ。こいつの黒い兄貴の方だ。白い奴は別にだな。で、この白女がどうしたって?」
「嫌いじゃなくても悪感情は抱いてるのよさ。だからこの金髪以外にお願いするのよさ。涼白さんは名前が欲しいのよさ。モデルじゃないけどそこの払底おっぱいみたいな名前欲しいって言ってるのよさ。とりあえずお前等なら名前何にするのよさ?」
「ええ?涼白ーー白子」
「俺は白美」
「ハチ子だろうが」
「涼白さん、落ち着いて。泣いちゃ駄目なのよさ」
すみっこで泣きべそをかく白メイドがいた。莉里がいい子いい子して、慌てて静也と紀子は言った。
「待て!そんなつもりはない!見た目のイメージに呼応されただけにすぎん!」
「全然悪気はないのよ涼白さん。私は」
「何だよ。爬虫類だからハチ子だろうが何が悪い?」
「お前黙っとけライル!どうしよう?!本当そんな気は無いのよ!静也何とかしろおおおおお!」
「よく解らんが、色々な価値観を重ねていくのはどうか。今のままではただ白い女の子で終わってしまう。例えば、買い物などしてみるのはどうかな?」
「そりゃあいい考えなのよさ!静也!莉里が命じるのよさ!涼白さんとデートするのよさ!排泄物は家でお留守番なのよさ!」
「え?ーーええ?!」
「酷えな。本当に」
涼白さんの悲鳴とライルのぼやきが重なった。
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