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「んッ、あ、あぁッ…」
急な刺激に、下肢を捩る。ジュルジュルと佐々木の口の端から漏れ聞こえてくる水音が艶めかしくて、それでいて卑猥で恥ずかしかった。
目尻に涙を溜め「いやぁ」という声をあげた柚希は、佐々木の髪の毛を掴んで、頭をどうにか離そうとする。さっきまで頑なに動かなかったにも拘わらず、佐々木は咥えていた柚希のペニスを口から離した。
空気に触れた柚希のものは、テラテラと光っていて、いつも見慣れているペニスより格段にいやらしかった。パクパクと蠢いている鈴口からは、つぅーと雫がこぼれていて、そのまま硬い茎を伝って下生えを濡らす。
──こんなの、俺じゃない。
恥ずかしくなって、顔を手で隠した柚希の手を、佐々木は腕を伸ばし引きはがそうとする。それでも抵抗していた柚希の手の甲をペロッと舐め上げた。
「ひゃんッ。な、なにす……るんですか!」
「抵抗するのもかわいいんだが、そろそろ身を預けてくれてもいいんじゃないか」
そういうと、先ほどまで柚希のものを咥えていて濡れていた口の端を拳で拭った佐々木は、おもむろに立ち上がった。
真面目な男が獰猛な肉食獣のような顔をするのかと瞠目する。
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