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「瀬川PM……社内で事実無根な噂が流れてるんですけどなんとかならないですか?」
社内会議から戻ってきた瀬川PMを見上げてわたしは溜息をつく。
「俺とお前が付き合ってるとか、深夜にここでいかがわしい事をしてるってやつか?」
役員用高級エグゼクティブデスクに書類をポンと投げ、わたしに近づいてくる瀬川PM
「噂を事実にする?さすがにここでいかがわしい事はできないけど」
瀬川PMは意地悪な笑みを浮かべ、座ってるわたしを見下ろした。
「噂を事実にするって?」
「……お前、読めよ。俺と付き合えって言ってるの。お前にその気は無くても、俺はお前を心底好いてるから、俺の物にする」
瀬川PMの俺様な口説きに、ドキリとしたわたし……。
認めたくないけど、わたしも瀬川PMの事が好き。
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