花屋さんみたいなカフェ

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「風花ーお待たせ」 振り返ると、美咲がおーい!と元気に手を振っていた。パステルイエローのワンピース姿の美咲。 「すごい綺麗なカフェだねー!」 と言ったあと 「あ!風花あの人たち、ご夫婦かなあ? いいなあ〜。なんだか幸せオーラが素敵だね」 こそこそっと私に笑顔で話した。 テラス席には他にもお客さんがちらちら居るのに目が止まる場所が一緒。 やっぱり私たちは似ているね。 「私もあんな服着れるような可愛いおばあちゃんになりたい」 おばあちゃんが着ている花柄のワンピースはとっても色鮮やかだった。 「ね。今年着ようよ!あんな綺麗な服着て、海とか行きたいね」 「ね!……あ、美咲の飲み物夏っぽくて、可愛い!」 美咲が手に持っている淡い水色のソーダは グラスにくし切りのオレンジが刺してあって、 ソーダの上には黄色、白、ピンクの花が飾られている。 「このお花食べられるお花なんだってー!可愛いよね!風花と写真撮ろうと思って」
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