No.1 encounter

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ドラマのような大恋愛を求める女性には、俺は多分不向きだと思う。 中学の時まで恋愛には無縁と言って良かったと思う。 バレンタインにチョコを貰ったりだとか、 誰々が誰々に好意があるらしいとか、 それくらいの色恋はあったものの、 誰かと手を繋いで帰ったり、ましてや付き合ったりなんて、特に興味もなかった。 だけど、 俺も男なわけで、成長と共にそんなこと言ってられない気持ちになることだってあった。 はじめての彼女は、高2の時。 同じ高校の1つ上の先輩。 彼女からのアプローチで、美人だし、巨乳だし、話も合ったから付き合った。 彼女は俺の初めての彼女だと知り、喜んでいたがある日突然、 「なんか、アンタ面白ないわ」 を理由に去って行った。 二人目の彼女は、高3の時。 中学の同級生で、同じ高校に進学した女の子だった。 これも彼女からのアプローチ。 人生二人目の彼女とあって、前回の失敗も踏まえてそれなりに上手くやってた。 しかし、これもまた、大学進学の進路で揉めることになった。 「なんで東京の大学行かなあかんのよ!関西の大学に行けばいいやん!私と一緒にこっちの大学行ってくれへんねんやったら、別れる!」 色恋で、人生の大事な選択を狂わせるわけにはいかない。 彼女とも別れた。 3人目の彼女は、大学の新歓で出会った女子。 雰囲気が可愛くて誘ったら、すぐにのってきた。 驚きの早さで彼女をゲットしたが、彼女には他にも男が居た。 交際3日で別れた。 その後も人並みに恋愛を繰り返すも、あまり長く続いた記憶はない。 別れる時、大抵男が悪者になることが多い気がする。 「お誕生日を安く済まされた」 「私のデートよりバイトを優先した!」 「蛍はホントに私のこと好きなの?」 そんなこと言われても、安く済ませたつもりもないし、バイトしないと仕送りだけじゃ足りないし、好きだから付き合ってるんだけど!? 結果、思った。 女って面倒…
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