「妙な噂と張り紙」

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『ほけんしつにすけるとんでる』 「…………!」  きっと、保健室にスケルトン出る、と書きたかったのかな……?  その紙を見ていると一人の女の子に声を掛けられた。 「――あら? アラン君こんな所で何をしているんですの?」  ドリルのような立派な縦髪ロールを揺らしながらコロネちゃんが歩いてきた。隣には召使いと思われるお爺さんが居る。 「あ、コロネちゃんはこの紙なんだと思う?」  コロネが不思議そうに掲示板へと近づく。 「ん〜私にも分からないわ……」  どうやら優等生のコロネちゃんも分からないらしい。  ただのイタズラならいいけど……これが本当だったら大変な事になる……。  大人に任せるか……?  いや、どうせイタズラだろって言われておしまいに決まってる。 「なら、今から一緒に見に行って確かめに行きますの!」  コロネちゃんは腰に手を当てて自信満々に言い放つ。 「へ? あ、そ、そうだね。んーでも、たしかスケルトンってBランクだったような……」 「本当に出たならその時は先生をすぐ呼びに行けばいいだけですの! ほら! 行きますわよ!」  コロネちゃんの髪の毛が手のような形になり、がっちりと俺の体を掴んで抜け出せなくなった。  そしてコロネちゃんと(強制的に)スケルトン事件の調査が始まろうとした。
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