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透
「ああ…良かったよ。 大丈夫だと…分かっていても、目を覚ましてくれて…。」
梓
「心配掛けちゃったね…。
でも大丈夫…。 問題は、これからだよ。」
透
「ああ…そうだな。 何か目的が有って…
君を狙ったんだろうから…
その目的が果たされていないとすれば…
そいつ等は…… 」
二人「また狙ってくる!……!」
透
「だよな~☆( ≧∀≦)ノ」
梓
「まさか……柔道の段持ちの人が…ソイツらの襲撃を恐れている……とか?
……無いでしょう! そんな事は…あり得ない…。」
透
「ああ…そうだとも! どこのドイツか知らねえが、格闘技をやってる有段者ならビビる筈は無え!」
梓
「さて、ここからヒントです。
私が何か心当たりが有るとしたら…
莫大な財産を持ったまま病院で意識不明になっている私の父、
後妻の登美子、
父の会社の副社長として 全てを我が物にしようとしている長男の茂……
誰が一番疑わしいでしょうか?!!」
透「はい! ①長男の茂! ②後妻の登美子!」
梓「ほお! その理由は?」
透「先ず、財産分与の時に妻は1/2となるから、兄の茂さんとの分配を考えると、茂さんのほうが動機が明確。
しかし、血の繋がった茂さんが妹を襲ったりするかな?」
梓「……という事は茂兄さんも危ない!」
透「そうだな……。」
《今日のお昼頃…○○会社副社長の森澤茂氏が何者かに襲われ腹を刺される大ケガをしました。》
病院のテレビは、そのニュースを報道していた。
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