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歯を磨き終わった鏡を見て髪を整える。
「この長い黒髪・・・どういう風にするかな。普通にストレートにしとくか・・・」
櫛で必死に髪をとくが、寝癖で髪が滅茶苦茶になっているから整えるのが大変。
まぁ、髪をとくのは少し大変だが何とかなった。
さて、次は難関のお着替えである。
彩の用意した服に着替えるわけだが・・・。
「これは何?」
「スカートだよ。」
「こ、こんなの穿けるわけ無いだろ。俺は変態かよ!あと、このブラジャーもつける必要なくね?」
覚悟はしてきたけど、やっぱりブラジャーとかスカート穿くのは恥ずかしくて拒否りたくなる。
「いくら貧乳でもブラジャーはするべきだよ。ほら、あたしが使っていた奴。派手じゃないから大丈夫なはずだよ!」
俺は彩に言われながらブラジャーを手にする。俺の手は恥ずかしさのあまり震えていた。
男のプライドが・・・しかし、今は女だ。その第一歩がブラジャーをつけること。
「落ち着け、落ち着け俺の右手よ・・・!俺は美少女だ、ブラジャーつけても可笑しくない恥ずかしくない」
そう言い聞かせて恐る恐るブラジャーを着けた。
「なあ、彩・・・変じゃないよな?」
恥ずかしそうな顔をして彩に見せる。
「うん、大丈夫だよ。やれば出来るじゃん。さっ、次はスカートだよ」
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