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話し声は途中で途切れた。
銃声がいっせいに、火を吹く。
「嫌ああああー!!!」
とっさに父が我が子を抱きしめ、庇った。
背に銃弾の雨を浴び、血だらけになりながら
高く宙を飛ぶ。
「アルバレート」
呪文が四方の機械ごと、人間を凍り付けにする。
「アルバ」
さらに目くらましの雪嵐を作り、そのまま落下する機械を
背に娘を抱き、高く飛びあがる。
屋根を軽々と越え、5m以上のジャンプでまた違う
裏道に着地する。
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