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「ま、まあ確かに·····」
あ、わたりちゃんのクラスではあんまりないのか。
女子高では抱きついたり好きって言ったりが日常茶飯事だ。
だから私もついそのテンションで抱きつきに行ってしまった。
「わたりちゃん、私ね、もっとわたりちゃんと仲良くなりたいの。たぶん気を遣ってくれてるんだろうけどそれが気まずいって言うか·····」
私は言ってしまえと思って日頃感じていることを話し出す。
「私からも今みたいに近づいたりするから、わたりちゃんにもそのもっとフランクに接して欲しいって言うか·····だからね」
言い終わらぬうちに私はわたりちゃんの腕の中にいた。
·····腕の中?
「こういうこと·····?」
おっと、これはどういう状況だ?
私はあれかな。
さっきの逆でわたりちゃんに抱きしめられてるのかな。
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