翌日

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「運命の人?」 なんだ、それ? 「………! ああ、SNSの事?」 暁里が喋ったんだな。 「そうです! 見知らぬ人に恋をして、それとは別の人に 恋をしたと思ったら、その2人が同一人物 だったなんて、運命としか思えませんよ!」 加藤は興奮して、目をキラキラさせながら語る。 「ま、俺も暁里がちょこさんだって分かった 時には、運命だと思ったけどね。」 俺は、暁里に視線を向けて、頬を緩めた。 一瞬、暁里と目が合うが、暁里は恥ずかしそうに頬を染めて視線を落とす。 かわいい… 「うわっ! あっという間に2人の世界を作らないで くださいよ〜。 側にいる私たちが照れるじゃないですか。」 苦情を言う加藤と、それに同調してこくこくと頷く富田。 「いや、そんな事は…」 焦って否定しようとする暁里の横で俺は、 「悪いな。 仕事中、抑えてるから、仕事が終わると 抑えられなくてな。」 と笑って暁里の腰に手を添える。
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