ある日

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ザワザワ、外が騒がしい。 時計を見たら現在夜中の2時。 こんな時間にいったいなんだ。窓の外がやけに騒がしい。外を見ると空に円盤が浮いている、なんだUFOか…ってUFO!! 驚いた私はなぜか慌てて外に飛び出した。小学3年生の悲しい好奇心のせいである。庭にはなにやら頭がやけに大きい灰色の人型の何かが立っていた。宇宙人?私は恐る恐る近寄ると宇宙人?が話しかけてきた。『地球人のお嬢さんすいませんが宇宙船の燃料が切れたのでわけてもらえませんか?』 ……驚愕だった。てっきりUFOに連れ去られて改造人間にされると思ったが私は冷静に対処した。『えーと…燃料ってガソリンのことですか?』と聞くと。 『いえ、宇宙船の燃料には地球人のあなた方で言う「醤油」を使っています。』 ああ醤油ね…ってもはや理解不能だった私はとにかく台所から醤油を持って来て『あのー薄口醤油しかないんですけど…』 『ああ、全然構いませんよ』なんて礼儀正しい宇宙人だ。と感心していると宇宙人は薄口醤油をUFOに補充し私に一言礼を言って飛んでった。 『……もうひと寝入りしよ』 私は部屋に戻りまた眠りについた。
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