赤ランプが点灯したら

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 「もう一つ。デスゲーム中に火災や、地震が発生した場合は私たちはどこに避難すべきでしょうか?」  「ソンナコト」  「考えていませんよね。私たちを全員ここで殺すのがあなたの目的なんでしょうから。最後にもう一つ。デスゲームの過程でプレイヤーが死亡した場合、遺体はどのように処理するんですか?」  「知ッテドウスル?」  「どうもしませんが、何かしらの遺体の処理はするということですね。私からの質問は以上です」  コンポライアンスは×、リスクマネジメント×、緊急時の対策も×、おまけにデスゲームに何の捻りも工夫もなしと、これだけマイナス点が続き、当該デスゲームの持ち点はマイナスをきってしまった。 オリジナリティのないデスゲームは、ひとの命を軽視した低俗なクソゲーと同義。よってこのデスゲームには強制終了の通達をしなければならない。  「残念ですゲームマスター。このデスゲームは運営中止して下さい。従えない場合は、実力公使せざるを得ません」  私は赤ランプのスイッチを押した。  「ハハハハ! ナンノ真似ダ? ゲームヲ中止シロトデキルワケナイダロ」  
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