姫って、私が!?

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大きな扉がギギギと音をたてて、開いた。 私が見えると、 「ワァァァ――」 と、歓声が上がった。 えっと、これは、どうすれば… すると、ルルカさんは私の近くに来て、耳元で、 「レッドカーペットを歩いて、そのあと、中心に立ってください。」 と、ささやいた。 私が歩くと、さらに歓声が大きくなり、中心に近づくと歓声がもっと高くなる。 私が中心に立つと、カンカンとベルがなり、歓声が静まり返った。 「えー、これからヒメカ様の姫の継承式を始めます。」 この声は、ルルカさん!? ルルカさん、これも務めてたんだ。
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