姫って、私が!?

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「さて、好きなものを選んでください。なんでもいいですよ。“姫様”」 いきなり姫と呼ばれてドキッとする。 ていうか、本当に私が姫になるの? なにかの間違いじゃない? 事実なの? 手を止めていた私を見てルルカさんは 「全てお気に召しません?」 と、心配そうに言う。 「そそ、そんなわけ無いですよ!素敵な服がいっぱいで…悩んでいるだけです…」 そう言った私を見てルルカさんは「それは、 良かったです」と、ニコニコと笑ってに言った。 それにしても、何にしようかな… 私、王族の娘だけど、服のセンス無い、というか服選んだこと無いんだよね。 小さい頃からメイドさんが決めてたし。 「これなんか、いかがでしょう?」
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