( ´_ゝ`)弟者の事を忘れてしまうようです

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( ´_ゝ`)「今日はソニたんでもみて寝ますか!」 俺は流石兄者。1人の部屋で1人でパソコンをみるのが日課なのだ。仕事帰りで疲れていたのでコンビニで買ってきたお酒を飲みながらソニたんの動画を見ようとパソコン前で座っていた。 ドアが開く音がした、きっと母者が早く寝ろと叱りに来たんだろうと思い、恐る恐る振り返った。 (´<_` )「ただいま〜、おっ兄者ソニたんでも見るのか?俺にも見せてくれ」 誰だ?この人は、勝手に部屋に入って来てプライバシーの侵害だ! でも俺に似過ぎやしないか? 俺の名前も知っているし、もしや母者の隠し子か!? しばらく考えているとその弟者の存在を思い出した。 ( ;´_ゝ`)「あっ!弟者か!なんだ誰かと思った」 (´<_`;)「この部屋に入るのは俺しか居ないだろう兄者」 この俺が弟者の事を忘れるなんて余程疲れてたのか?お酒もはいっているし酔っ払っているからかも知れない。なんにせよ母者ではなくて良かった。 ( ´_ゝ`)「スマンスマン、それより見てくれ!このソニたん!」 (´<_` )「どれどれ」 それが最初だった この時はただの度忘れした程度だと思っていた。 けれど時が進むにつれ少しずつ弟者の事を忘れて行くのを実感した。 今までは弟者の名前ではピンと来なかったものの、顔さえ見れば思い出せてた。 その事を自分でおかしいと感じていて病院に行こうとしたが、その前に何で病院に行こうとしたかも忘れてしまう程だった。 そしてついに ( ´_ゝ`)「はぁ〜腹減った!母者!ごはん!」 「弟者はどうしたんだい?寝てるなら起こしてきな」 ( ´_ゝ`)「弟者?誰?」 「寝ぼけてんじゃないよ!早く部屋行って起こしてきな!」 ( ;´_ゝ`)「部屋に?弟者?お、起こしてきます」 とりあえず母者が恐かったので俺の部屋に居るはずもない弟者を起こしに行った。 兄者は自分の部屋に冗談で呼びかけた。、 ( ´_ゝ`)「弟者って人〜居ますかー?」 (´<_` )「あぁすまない寝てたみたいだ、飯だろ?今行く」 (;´_ゝ`)そ「えっ!?だれ?」 (´<_` )「弟者ですが?」 驚く事に返事が返って来た。誰だコイツ俺とそっくりの顔をしている。と思っているとその弟者はびっくりする程自然に俺に話し掛けそそくさと行こうとした。 (´<_` )「悪かったよわざわざ起こしてもらって、止まってないでほら行くぞ兄者」 (;´_ゝ`)「あっ、おう…」 誰だ、弟者?知らねぇ、そもそも俺に弟なんか居たか?妹ならいるが。 俺は頭をグルグルさせ弟者をじっとみながらご飯を食べた。 弟者と言うやつは今日の兄者おかしいぞと言い、俺は頭がおかしくなったのかと必死に考えた。 だがどうしても弟者と言う存在を思い出せないので食べ終わってから弟者という人に聞いてみた。 (;´_ゝ`)「弟者?」 (´<_` )「どした兄者」 (;´_ゝ`)「俺がおかしいのか記憶喪失なのか分からないが、どうやら弟者と言うお前が誰なのかよく分からないのだが…」 弟者は難しい顔して少し黙って口を開いた (´<_` )「…茶化してるのか?」 (;´_ゝ`)「大真面目だ」 (´<_` )「そうか…」 (´<_` )「明日病院行くか」 (;´_ゝ`)「…はい」 どうやら俺がおかしくなったらしい ( ´_ゝ`)「えーとつまり俺は記憶障害で弟者だけを忘れたという事か!」 (´<_`;)「そんな気楽に言うな、気が滅入る」 ( ´_ゝ`)「あぁすまない、でも本当に似てるなー!双子か?」 (´<_`;)「双子だよ兄者」 ( ´_ゝ`)「おお!どうりで!」 (´<_`;)「兄者…」 ( ´_ゝ`)「大丈夫だ弟者よ!これから知っていけばいいさ!」 (´<_` )「過去の事は思い出さなくて良いのか?」 ( ´_ゝ`)「いつか思い出すだろう!」 (´<_` )「まだ一万円返してもらってないのだかそれも思い出せないか?」 ( ´_ゝ`)「なぬ!?それは済まない!今返すぞ」 (´<_` )「嘘だけど」 (#´_ゝ`)「弟者め…やりおる」 (´<_` )「済まない、だが次言うことは本当だ」 ( ´_ゝ`)「なんだ?本当は二万だったとかではあるまいな?」 (´<_` )「兄者は俺が告ったことは思い出せないか?」 ( ´_ゝ`)?「誰にだ?」 (´<_` )「兄者に」 ( ´_ゝ`)「……ん?こくる?」 (´<_` )「俺は兄者に愛の告白をして返事待ちなんだがそれも思い出せないのか?」 ( ´_ゝ`)「冗談…」 (´<_` )「今ここでキスしても良いけど」 ( ´_ゝ`)「ではないな!」 (;´_ゝ`)「済まない!思い出せないから思い出したらすぐ返事をしよう!」 (´<_` )「本当か?」 ( ´_ゝ`)「嘘は言わないぞ!」 (´<_` )「良かった、かれこれ数ヶ月保留にされてたから困ってたんだ…」 (´<_` )「兄者…好きだよ」 (;´_ゝ`)「お、おう」 まさか弟者が極度のブラコンだとは思わなかった。 記憶が無いまま返事をしたら思い出した時に自分に申し訳無いし、このままだらだらと待たされる弟者も可哀想なのでそう約束をした。 俺が記憶を無くす理由が少しわかった気がする。 ( ´_ゝ`)「弟者、思ったんだが俺なんか好きになってどうするんだ?女の方が良いのでは?」 記憶が無いことをいい事に弟者に不思議に思った事を聞いていく (´<_` )「何故女がいいと思うんだ?俺は兄者が良いし兄者しか好きになれないんだ」 (;´_ゝ`)「おぉ熱烈な告白…」 ( ´_ゝ`)「俺は弟者の告白を聞いてどんな感じだった?」 (´<_` )「まぁ冗談だと思われたのでキスしたよ」 (;´_ゝ`)「あっ、もうしたのですね」 (´<_` )「そしたら俺は突き飛ばされて兄者に返事を待って欲しいと言われ避けられ続けた」 ( ´_ゝ`)「そりゃそうなるわ実の弟にそんな事されたら」 (´<_` )「返事を待つのは良いけど兄者と今までの関係を続けたかったので、避けられても自然に話し掛けて来てた」 ( ´_ゝ`)「弟者スゲー」 (´<_` )「そしたらやっと普通に返事が返って来たと思ったら誰かと思ったなんて言われてちょっとショックだった」 (´<_` )「でも久しぶりに一緒にパソコンを見るのは楽しかった、返事は返って来なくともまたこの関係が戻ってきたのが嬉しかった」 ( ´_ゝ`)「弟者…」 (´<_` )「でも今度は記憶喪失で俺だけを忘れるなんて、器用だな兄者」 (;´_ゝ`)「悪かったとおもってる」 ( ´_ゝ`)「でも、こんなに弟者に思われているのに返事返さないのは酷いな」 (´<_` )「兄者が言うか」 ( ´_ゝ`)「俺なら良いのに…」 (´<_` )「…え?」 (;´_ゝ`)「いや!何でもない!もう夜遅いぞ!寝るか!」 (´<_` )「あぁ、寝るか」 (;´_ゝ`)「お休み!」 (´<_` )「お休み」 俺は今なんて言った?口を滑らしたか?違う!俺は記憶が無いんだ、今の俺にどうこうするアレはない!…早く記憶を戻したい (´<_` )「兄者、話がある」 ( ´_ゝ`)「なんだ弟者」 (´<_` )「兄者…好きだ」 ( ´_ゝ`)「いきなりなんだ、俺も好きだぞ」 (´<_` )「俺と付き合って結婚してくれないか?」 (;´_ゝ`)「弟者?どうしたんだ?」 (´<_` )「兄者が好きなんだ」 (;´_ゝ`)「冗談に済ませるなら今のうちだぞ…」 (´<_` )「……」 (*´ω`)ε`*)снц♪ ( _ゝ )ドンッ!! (´<_`;)「兄者…」 (; _ゝ )「す、すまない…返事は待ってくれないか?」 (´<_`;)「……」 (´<_` )「わかった」 弟者よ、何故口にしてしまったんだ。 俺はずっと隠して居たかったのに……… 本当に? 駄目だ、誰にも言えない、自分の気持ちも分からない、いっそ無かった事にしてなんて言えない。 なら、自分が (´<_` )「兄者ー?あさだぞーおきろー」 (;´_ゝ`)「!」 (;´_ゝ`)「おはよう…」 (´<_` )「凄い汗だな?大丈夫か?」 ( ´_ゝ`)「大丈夫だ!嫌な夢見ただけだから」 (´<_` )「そっか、また俺の事忘れてないよな?」 ( ´_ゝ`)「忘れてないぞ弟者」 (´<_` )「良かった…じゃあ朝飯たべるか」 ( ´_ゝ`)「全部思い出した…」 (´<_` )「はやっ!?」 ( ´_ゝ`)「…」 (´<_` )「返事…くれんの?」 ( ´_ゝ`)「俺も弟者好きだよ」 (´<_` )「本当か?」 ( ´_ゝ`)「あぁ」 (´<_` )「キス…していいか?」 ( ´_ゝ`)「朝飯食べてからな」 (´<_`;)「あっ!母者がまってる!!」 あっさりと返事を返したが、弟者は嬉しがって朝飯をあまり噛まずに飲み込んでいた。 どんだけ早くキスしたいんだ笑 だか弟者、俺は嘘をついた。 記憶なんて戻ってない、嫌な夢だって覚えてない。 関係ないと思ったから、俺の弟者との昔の記憶なんて。どうせ思い出したって結果は変わりっこ無いと思ったから。 (´<_` )「まだ?兄者、早く食べてよ」 ( ´_ゝ`)「まぁまぁ、焦ったって何処にも逃げたりしないぞ」 (´<_` )「はーやーくー」 選択は間違ってないさ つづく
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