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この煙、黒いな・・・濃い。
天使に害はないが長い間吸い続けてもよくはないのだ
「いてて。乱暴に隕石といっしょに飛ばすなよあいつら」
「お前、やっぱり羽が千切れている・・・名は」
「ラ、ランゴール。」
天使の名前・・・堕天使とはこのことか。
「これを飲んでくれないかな?」
エルザが差し出したのは、私達が毎日飲んでいる薬
全ての力を制御するものだ
朝飲んでいるのとは少し違う、優しい目の成分の子ども用。
「てか、羽ボロボロ。あー最悪!僕まだ飛びたかったのに!」
「無理して動くと羽が千切れた後の傷跡が開く」
「あんた、何様?」
「私はニア」
まぁ、大佐というよりは城のまとめ役なんだけど。
戦いに行くのはめったにないことだ
「生意気なガキ」
「エルザ、言い過ぎ」
「僕一応24歳なんですけど」
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