第2章

3/10
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
この煙、黒いな・・・濃い。 天使に害はないが長い間吸い続けてもよくはないのだ 「いてて。乱暴に隕石といっしょに飛ばすなよあいつら」 「お前、やっぱり羽が千切れている・・・名は」 「ラ、ランゴール。」 天使の名前・・・堕天使とはこのことか。 「これを飲んでくれないかな?」 エルザが差し出したのは、私達が毎日飲んでいる薬 全ての力を制御するものだ 朝飲んでいるのとは少し違う、優しい目の成分の子ども用。 「てか、羽ボロボロ。あー最悪!僕まだ飛びたかったのに!」 「無理して動くと羽が千切れた後の傷跡が開く」 「あんた、何様?」 「私はニア」 まぁ、大佐というよりは城のまとめ役なんだけど。 戦いに行くのはめったにないことだ 「生意気なガキ」 「エルザ、言い過ぎ」 「僕一応24歳なんですけど」
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!