第5章

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私の今まで丁寧に手入れしてきた髪が一瞬で汚いものに。 くっそムカつくのよ、そういうの 離さないと、殺すわよ?なんて脅し、こいつらには効かない。 私はギルドの一族で、昔から召喚キー持ってるのよ。 「オーディン!開け、ヴァルハラの扉!」 何だ!?と周りは私から手を離し後ずさる 空から降ってきたのは私の使い魔、オーディン 馬の見た目でものすごく強い剣士 殺さない程度に暴れて、とは言ったものの、やっぱり人が多すぎるよ。 オーディンは剣士だから斬らないと意味ないんだ 「へぇ、なかなかやるじゃん」 「えっ、ちょっと!」 「掴まって、早く」 いきなり出てきた男は私のオーディンにまたがり私に手を伸ばした 何なのかもうよくわからないけど、流れに身を任せる時よね 「ん、じゃ行くよ」 「待ちやがれ、おのれヴァルの野郎!」 「絶対帰ってきたら殺してやる!」 コイツ、何者? 私の言うことしか聞かないオーディンが言うことを聞くなんて。 悪い奴ではなさそう、それに私の匂いで、我を失わないなんて 薬でも飲んでるの? 聞きたいこと知りたいことが沢山だけど、今は逃げるのが先よ
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