19人が本棚に入れています
本棚に追加
私の今まで丁寧に手入れしてきた髪が一瞬で汚いものに。
くっそムカつくのよ、そういうの
離さないと、殺すわよ?なんて脅し、こいつらには効かない。
私はギルドの一族で、昔から召喚キー持ってるのよ。
「オーディン!開け、ヴァルハラの扉!」
何だ!?と周りは私から手を離し後ずさる
空から降ってきたのは私の使い魔、オーディン
馬の見た目でものすごく強い剣士
殺さない程度に暴れて、とは言ったものの、やっぱり人が多すぎるよ。
オーディンは剣士だから斬らないと意味ないんだ
「へぇ、なかなかやるじゃん」
「えっ、ちょっと!」
「掴まって、早く」
いきなり出てきた男は私のオーディンにまたがり私に手を伸ばした
何なのかもうよくわからないけど、流れに身を任せる時よね
「ん、じゃ行くよ」
「待ちやがれ、おのれヴァルの野郎!」
「絶対帰ってきたら殺してやる!」
コイツ、何者?
私の言うことしか聞かないオーディンが言うことを聞くなんて。
悪い奴ではなさそう、それに私の匂いで、我を失わないなんて
薬でも飲んでるの?
聞きたいこと知りたいことが沢山だけど、今は逃げるのが先よ
最初のコメントを投稿しよう!