☆異能は世界を救うのだぁ☆
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「万里、もう逃げて良いよ」 「でも、そんな事したら桜が!」 「辛いんだよね、悲しいよね、もう良いんだよ。逃げても」 桜がフワリと私を包み込む。 その言葉に泣きそうになったけど……私は思い切り押し返した。 「嫌だよっ! 私、逃げたくない! やりたい事だってあるし……」 逃げたら、また中学の頃に逆戻りじゃん。 私はもう前の私と違うんだから。 だから、大丈夫だよ。
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