魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている1~形のない処方箋~

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「さて。怒るなよ? 暴れるんじゃねえぞ?」  寝具の上掛けをそっとはがし、ヴァフィラを覗き込む。  瞳は力なく閉じたままだ。  だが、その唇がかすかに動いている。 「かまうな……帰れ……」  やれやれ、腐っても鯛だ。弱ってもヴァフィラだ。  ルドーニはその言葉に少しだけ安心した。
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