魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている1~形のない処方箋~
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静かだ。 人の気配がない。 いや、人が動いた空気の後がない。 物音を立てないように気をつけて屋内へ入り、寝室のドアを小さく開く。 「ヴァフィラ?」 誰だ、という声を待ってみたがそれも聞こえてこない。 「ヴァフィちゃん!」 思い切ってドアを大きく開き、すばやくしゃがむ。 だが、いつもなら景気よく飛んでくるはずの枕がルドーニを襲う事もなかった。
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