魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている1~形のない処方箋~
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「ルドーニ……」 聞き取れないほどの弱々しい声。身じろぎもしない。 「ヴァフィラ? 大丈夫か、おい」 額に手を当ててみると、じっとりと汗がにじんでいた。しかも、とんでもなく熱い。 「大変じゃねえか」 「しばらく休めば……治る……」 その後続けて何か言おうとしたらしいヴァフィラだが、力尽きたようにひとつ息をついた。 いつもの憎まれ口も叩けないほどの重体だ。
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