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「…でも、好子さんのほどの美人なら…」
私は、言った。
「…たしかに、好子は美人です…これは有利です…でも、不倫報道は痛い…誰もが、過去にそんなことをあった人間と、好子を見る。すると、全員とは言わないまでも、好子を警戒する人間が一定数できる…少なくとも、今後、好子の結婚相手を探すうえで、プラスにはならないでしょう…むしろ、大きなマイナスになる…」
米倉は言った。
私はその通りなので、言葉もなかった…
「…今日、高見さんに会いたかったのは、好子を励ましてもらうためです…同じタイプの美人の高見さんが、好子を励ましてくれれば、好子もまた、高見さんに心を開くかもしれない…」
私は米倉の言葉に、逆ではないかと思った。
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