好子との対面

4/8
前へ
/27ページ
次へ
 案の定、好子は、口を開くなり、  「…なにをしに来たの?…」  と、私に毒づいた。  私は好子の言動に凍り付いたとまでは、言わないまでも、不快な気分になったのは、たしかだった…  目の前で、自分の悪口を言われて、嫌な気分にならない人間はいない…  「…好子…高見さんに失礼だぞ…」  米倉が、好子さんを叱った。  好子は、  「…」  と、なにも言わなかった…  さすがに、面と向かって、それ以上の悪口を言うことを躊躇ったのだろう…
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加