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“ 注意 „
このページには卑猥で過激な表現が満載です。
苦手な方はご遠慮ください。
飛ばしていただいてもストーリーにさほど影響はありません。
*
目が覚めると手足の自由が利かなかった。
口にはタオルでできた猿轡がされており手首には手錠、足首にガムテープが何重にも巻かれぐるぐる巻きにされていた。
暗かった。
橙色の豆電球が嫌らしくぽつんと淡い光を放つ。
部屋の中は暖かい。
寧ろ暑いくらいだ。
瑠花の体温が高いのかも知れない。
どうしても目を見開いてしまう。
首を左右に振って周囲を確認する。
目が慣れてきた。
整頓された綺麗な寝室のようだ。
扉の奥からシャワーが流れる音。
…ホテル?
…違う。
どこ?ここ…。
首を必死に起こして瑠花は自分の身体を見る。
服は着ている。
でも。
殆ど脱がされていた。
下着とキャミソールのみ。
急に、怖くなった。
声にならない悲鳴をあげる。
「んうぅぅぅぅっっ!!!」
どこかはわからない。
けれども自身に何が起きているのかは直ぐに把握できた。
拉致。
その犯人もはっきりと覚えている。
勿論ここまで連れてこられた記憶はまるでない。
お腹の辺りに火傷をしたときのようなひりひりとした痛みがある。
スタンガン。
その武器の名前が瑠花の脳裏に浮かび上がった。
目的は何?
どうしてこんなことにっ!!
春樹ぃぃっー!!
瑠花が涙を流すと同時に。
シャワーの音が止んだ。
恐ろしくて仕方なかった。
これからされることが。
「綺麗だよ。瑠花ちゃん…」
涙目で市川のことを睨み付けた。
上半身裸で腰にバスタオルを巻き、にやにやしながらビデオカメラを瑠花に向けている。
カメラを回しているときは気丈でいれた。
言葉にはならなかったが何度も暴言を吐き捨てた。
けれども市川がビデオカメラをベッドが映るように台の上に置いた瞬間、瑠花の思考を支配したのは紛れもない恐怖だった。
睨むなんてできない。
首を振りながら近づいてくる市川から逃げる。
逃げると言っても上体を反らすくらいの抵抗しかできなかった。
直ぐ後ろは壁。
気の狂いと口のタオルの所為で呼吸が覚束ない。
手錠は外れないし食い込んで痛い。
足首のガムテープが蒸れて気持ち悪い。
身体の震えが止まらなかった。
何度も何度も「いやぁぁーっ!!」と叫んだが、瑠花の悲鳴は言葉にならなかった。
それを聞いた市川がゆっくりと瑠花の口に手を伸ばす。
びくっ!ってなりながら機敏な反応で顔を背けると、猿轡がゆっくりと外れた。
「苦しかったね。ごめんね…」
「この外道っ!!」
声が裏返る。
涙が止まらない。
「綺麗な唇…」
市川の指が瑠花の唇に触れる。
「やめてっ!」
「柔らかい…」
「や、やめ、やめて、やだぁーっ!」
「大人しくして、瑠花ちゃん…」
「帰してぇー!家に帰してっ!!」
「叫んでも無駄だよ、ここには誰も来ないんだから…」
いきなり唇を奪われた。
抵抗しようと頭を激しく動かすと太ももにひやっとしたものが当たる。
びっくりして動きを止めると、市川の舌がぬるりと瑠花の口の中に入り、そのまま舐め回した。
「んんー!ん、んんん、んんーっ!!」
唇を容赦なく吸われる。
苦しい。
気持ち悪い。
好きでも何でもない男とのキスがここまで不快だとは思わなかった。
漸く離れたと思った直後。
瑠花の頬に大きなサバイバルナイフの刃が当たる。
「次僕のキスに抵抗したら…。これで乳首を切り落とすからね…」
怖すぎた。
逆らう気が一気に失せた。
大人しくして帰してくれるのなら我慢しようとすら思えた。
…こいつ、狂ってる。
涙が再び溢れる。
頭に浮かぶのは春樹の顔ばかりだった。
もう一度キスをされる。
市川の手がゆっくりと瑠花の胸を揉む。
乱暴に激しく揉み倒すのかと思ったが、市川の手つきは滑るように滑らかで力がない。
その手は意図も簡単に瑠花のブラホックを外した。
キャミソールを下から捲りあげられ耳をしゃぶられた。
乳輪を爪で引っかけるようにして触ってくる。
耳元で小さく囁かれた。
「まずは普通にしようね。…ピンク色で可愛い、こんなに立っちゃって」
首筋を舐めながら下にさがる。
乳輪の回りを舌の先でコロコロ回すように愛撫されたと思ったら、いきなり力強く吸い付いてくる。
瑠花は唇を噛んで耐えた。
喘ぎ声なんて出るはずがない。
嬉しくも、気持ちくもないのだから。
でも。
嗚咽が止まらなかった。
市川の手が瑠花の女性器に伸びたとき、瑠花は弱々しい声で泣きながら訴えた。
駄目だと。
許してくれと。
容赦なく下着の上から女性器を何度も擦り、瑠花が全く声を出さないのに焦ったのか直ぐに下着を取った。
優しさの欠片もない乱暴な触りかたに変わっていき、女性器の突起をがむしゃらに舐め回す。
痛みしかない。
無理やり口に肉棒を突っ込まれ、歯を立てると異常なほどに奇声を上げて怒る。
口の中に出されたときは死にたくなった。
女性器に指を入れられた。
個人差があり女性は濡れない人もいる。
一般的には興奮すると濡れるが、気持ちの高ぶりや男性のテクニックで変わってくる。
現象的には男性の勃起と殆ど同じだろう。
指で何度も女性器を弄くり回された。
指でされながら女性器の突起を舐められる。
瑠花の腰が跳ね上がった。
こんなことで濡れてしまう自分の女性器が瑠花は許せなかった。
「瑠花ちゃんっ!気持ちいいんだね。…こんなにびちょびちょになって」
でも強がった。
「あんた、の、唾液、でしょ…」
「そんなこと言う子にはお仕置きだ」
そう言うと市川は嬉しそうににこっと笑い、瑠花の女性器から指を抜く。
身体の力は抜けるが。
お尻にだけ力が入ってしまう。
市川は頷きながら奥の部屋に消えた。
奥の部屋から戻ってきた市川の手には。
注射器が握られていた。
「や、やめて。なに?それ何っ!!」
「もっとセックスが気持ちよくなる薬さ」
「お願いやめてっ!なんでもするから!なんでもするからそれだけはやめてっ!お願いっ!」
「えぇー、どうしようかな?取り敢えず僕は射つね」
市川は慣れた手つきで腕にゴムを巻き、なんの躊躇もなく血管に針を射した。
親指の付け根辺りで注射器の上をゆっくり押していく。
みるみる表情が快楽に染まっていった。
「あぁー。これこれ…」
…何?なんなの?
射ち終わった市川は狂ったように瑠花の女性器を犯した。
コンドームも着けずに何度も何度も激しく腰を動かし続けた。
薬の所為なのか、市川は三時間近くもピストンをし瑠花に悲鳴をあげさせた。
男性を春樹しか知らない瑠花にしてみれば恐怖でしかないが、そんなにされては嫌でも絶頂を向かえてしまう。
途中で我慢していた声も漏れたが、それは殆どが泣き声だった。
薬を射たれたのは二回戦が始まってから。
一回では収まらず何回も注射器を射された。
どんどん意識が遠退いていく。
もう何も考えれない。
気づけば何回も中に出され、身体はべとべとのくたくただった。
三回目の注射をされたとき、瑠花は意識を失った。
目が覚めても意識が朦朧としていた。
手錠が外れている。
市川の姿はない。
…は、春樹。
涙が出ない。
枯れてしまったのか薬の所為か。
身体の自由も利かなかった。
見慣れた鞄を見つけた。
瑠花の鞄なのは直ぐにわかった。
今が何時かもわからない。
ベットから這いずって鞄を目指す。
…春樹。
…春樹。
…春樹。
…助けて。たすけて。
テーブルの上に置かれた鞄。
春樹から婚約したときにもらったピンクパールのネックレスを見つけたとき、もう出ないと思っていた涙が溢れ出た。
おそらく妊娠してしまっている。
生きて帰れたとしても待っているのは地獄だ。
一生払拭することのできないトラウマになる。
「…春樹との、子供。一番…一番初めに宿したかった」
…ごめんなさい。ーーごめんなさい。
…私。もうセックスが怖いよぉー。
それでも春樹の元に帰りたかった。
入らない力を振り絞って鞄を漁る。
スマホを掴むと、震える指でホームボタンを押した。
ホーム画面に映された春樹と瑠花のツーショット写真。
二人で幸せそうに笑っている。
「うぅー。…うぅぅぅーっ。」
…助けて。
…殺される。
…助けてっ!!!
春樹に電話したが、耳に携帯を当てることすらできなかった。
もう力が入らない。
「もしもし?瑠花か?お前今どこに居るんだ?大丈夫なのか?」
…春樹の、声だ。
「おい?ほんと大丈夫か?迎えに行くから場所教えろよ。…なぁ?ーー瑠花?」
…ごめんなさい。私を嫌いにならないでぇ。
「瑠花っ!?頼む返事してくれ!?ーーどこに居る?…直ぐ行ってやる!どこに居るっ!!」
…春樹。
助けてぇっ!!!
「助けて春樹っ!!市川に殺されるっ!!」
携帯を奪われる。
市川が。
機嫌悪そうに立っていた。
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