江戸あれこれ

鍾馗図！！

　次章は、江戸の幽霊を題材にしましたので厄除けで葛飾北斎の「鍾馗図」
を次ページ貼り付けてます。
　結局、この鍾馗図が一番ひょえ！Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！となるのではと思いまして、ワンクッション置くことにしました。もうなんのことやら(∀｀*ゞ)ｴﾍﾍ

　多分ですが、杉浦日向子さん原作のアニメ「百日紅」で北斎が一番下の娘、盲目のお猶の為に描いてやったあの鍾馗さんのモデルだと思います。違ったらすみません。

　お猶は寺に預けられていましたが、具合が悪くなり実家（北斎の妻の家）に戻っていました。お栄から何度見舞ってやってくれと頼まれても、北斎はお猶が可哀そうすぎて近寄れないでいたのですが、やっと見舞いに訪れます。お猶は嬉しそうに、北斎の顔を確かめるように手でなでて喜びます。
　その夜自宅に帰った北斎は朱色で一枚の絵を描き上げ、お栄に持って行ってやってくれとたくします。それがこの鍾馗様でした。
　見えないお猶の手を取って、お栄はその絵をなぞります。おひげがあって、すっと伸びた剣を持っててと･･････。

　百日紅にも、怪異が沢山描かれています。切ない家族の有り様と怪異が織りなす杉浦日向子さんワールドおススメです。