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特別エピソード ウォーオブゴッド 上
コネクティアース…それは『夢の中の世界』とも言われる不思議な世界。『現実』からの訪問者もいれば、元からこの世界にいる者もいる。
黒き炎を友とする剣の王・グロード
碧雷を伴う太刀とそこから繰り出す技で他を圧倒する武の覇者・ライギリ
荒海に生ける生命を監視する静かなる守護者・ラーギア
風を纏い、軽やかな足取りで翻弄する気まぐれな女神・ラファーガ
毒による制裁と治癒による恵み、相反する力を使い分けし慈愛の女神・レギーナ
嵐を背に全てを統べる黒き鋼の覇者・シャルハダー
冥府へと堕ちていった魂の管理者・ゴアティア
そして、様々な姿へ何度も転生した自由を司る破壊の神・ルドラス
この世界はこの八人がバランスを保たせることで成り立っていた。
そして、この世界の根幹を管理する絶対なる存在…エルシディータ。彼はそんな八大神を心の底から愛しており、絶対の信頼を置いていた。
―天界―
「おお、ルドラス！地上界から戻ってきたのか！ずいぶんと遅かったから心配したぞ！」
ライギリは他の神には心を開こうとしないくせになぜか俺にだけはこんな感じである。
「悪い…一度体壊されちゃってさ。新しいの探してたら思ってるよりもだいぶ遅くなった！」
「…何がなんでもガキの姿がいいのか、ルドラス？」
「この体の方がガシガシ動けて楽しいんだもん！それに、器選びは自由だってエルシディータ様も言ってくれたろ？」
「それはそうだが…お前、何か変だと思わないか？」
ライギリはそれまで見せていた穏やかな顔から戦いの時に見せるような殺気だった顔に変わって言った。
「天界は失礼な話、居住区以外にはほぼ何もないからね…けど、確かになんか変な気がしなくもない。俺がいない間に何か起きたのか？」
天界は目には見えていないものの確かにどこか異様な雰囲気に満ちていた。
「我のカンが昔からよく当たることは知っているな？」
「ああ…けど、カンにしては当たり過ぎてる気がするみたいだけど？」
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