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家に着くと、真優は早速お風呂を沸かし出した。そして次の日の為のご飯をタイマーセットして、洗濯物を取り込んで畳む。
それは当然、俺もやってる訳で。
……うん、リンゴ飴って意外と腹にたまるな。
て言うか、かじりかけのモノを食ったって事は、俺は真優と間接キスした事になるんだよな?
なんかスゲェとんでもない事した気が……
「理雄どうしたの?」
「……何でもない」
「変なの」
落ち着け、ここは冷静になれ。
冷静に……
「……真優、いつかお前に似合うような男になってみせるなら、それまで待っててくれ」
「もう、何言ってるの? 私お風呂入って来るね」
辛うじて思い付いたセリフがこれなんだが、俺の想いは伝わっただろうか。
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