ホンモノ

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「ハロ~♪こんち~♪」 チャイムもなく少し低めの声がしたが、すぐに女性だと分かった。 真優の足音が聞こえたから、後は彼女に任せるか。 「も~、どうしたの美奈子姉。来るなら連絡くれたら良かったのに」 「アハハハハッ、ゴメンゴメン! ちょっと近くに用事があったモンだからさぁ、寄っちゃった。上がって良い?」 「ハァッ…………掃除した後だから良いけど、次からは気を付けてね」 「ふぁぁい♪」 この返事はあまり分かってないな。 って、何気に気になった二人の様子を眺めながらそう思った。
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