ホンモノ

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「うん、分かった。じゃあね」 「バイバァイ♪」 互いに手を振った後、コイツは軽い足取りで帰って行った。 ……なんか、風のように現れて風のように去って行くヤツだったな。 さすが、万里姉の親戚と言ったところか。 「さぁてと、美奈子姉の後片付けするか」 「俺も手伝うよ」 「ありがとう」 次会う時こそは、上手く話せてるかもな。 ちょっとだけ、そう思った。
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