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「おねーちゃんはいつもそうやって衝動的に行動してばかりだね! 後処理するこっちの気持ちにもなってみなよ!」
「後処理って、なんでそんな言い方しか出来ないの? だから、根暗だって言われるんでしょ!?」
「おねーちゃんこそ」
「はいはい、ストップ」
暑さで気が立ってるせいか、姉妹喧嘩が勃発してしまった。
しかし、それを理雄が間に入る事で制した。
さっきまで寝てたのか、若干眠そうにしている。
理雄はあくび一つしてから言った。
「今は喧嘩してる時じゃないハズだ…………つーか、しないでくれよ。側で口喧嘩を聞かされる側の身にもなれ。俺は、本物でない家の中ですら落ち着けないのは嫌だよ」
その言い方は、少し哀し気だった。
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