フレンズ

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「お金借りようとしてただけだよ。ごちそーさまー」 「ちょっと真奈!! まだ話は終わってないよ!」 空になったプリンの瓶を台所に置いて立ち上がる真奈を呼び止めようとしたけど、彼女はそれを無視してスタスタと自分の部屋に行ってしまった。 私も理雄も二人揃って気まずい顔をする。 長女と長男……なのにな。 私達はなんでこうも無力なんだろう。 こんなだから虐められるんだよ。
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