いつか私達はこの雨を降り止ます方法を忘れてしまった

フレンズ

「でも、見守ってて真奈が辛い場面に出くわしたりしたらどうしよう」

『そんなの、させてやれば良いんだよ』

辛辣な一言だった。
みなっちはこう言う時自分の発言に自信を持ってる。

力の籠った、相手を打ち負かすような、そんな重い一言。

「ほっとけって事？」

『そうそう。大体ね、万里は優し過ぎるんだよ。よく言われるでしょ？』

「言われるよ」

まぁ何だかんだで家族だもんね。

構ってやりたいと思うのは当然だし、構って欲しいとも思ってしまう。

それが私のダメなところなのかな。